今倉山・道志二十六夜山
  2020年8月27日

風景  パノラマ:赤岩        Home

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ルート図 (地図をクリックすると拡します)   YAMAPで軌跡を記録しました。

@道坂トンネル 6:09 - A御正体山分岐 6:27 - B今倉山 7:49〜7:55 - C道坂分岐 8:38 - D赤岩 9:04〜9:23 -
E林道 10:14 - F道志二十六夜山10:35〜11:09(昼食) - G林道始点 12:16 - H道坂トンネル 12:33 - - 帰路道志の湯で入浴




 山梨百名山・今倉山は登山口の道坂トンネルへのバスのアクセスが悪く、東京方面から電車やバスでの日帰りは難しい。三蜜も避けれるので前日に車で出かけ、道坂トンネル登山口に駐車、車中にマットを敷き寝袋を掛布団にして一夜を過ごした。期待に反し、夕刻から朝まで雨模様で、夜間には強く降る時間帯もあった。
 雨足も緩くなり、せっかく来たのだからと、雨支度をして朝6時過ぎに出発した。無風に近く、高湿度に加え、たくさんのブヨ(ブユ)やコバエが頭や足の周りを飛び回り、刺され始め、歩きに集中できない。我慢ならず防虫ネットを被り、それでもアブが隙間から潜り込み刺される寸前で追い払った。雨は次第に小降りになって、今倉山(西峰)に着いた時には止み、雲の切れ目から時折陽ざしもあった。登山道は落ち葉が積り、滑りやすい所もなく、山頂まで岩は一つも見当たらなかった。また、花はコウヤボウキの一輪とシモバシラを見たのみで、樹木に囲われ晴れていたとしても眺望はない。蒸し暑さで、遅い歩みが一層遅くなった。
 今倉山山頂から二十六夜山への尾根筋も樹木の下で、短い岩場もあったが、危い程ではなかった。赤岩の頂には方位盤が置かれ、このコースでは唯一、富士山はじめ360度の眺望が楽しめれるようだが、殆ど雲に遮られ、一瞬、薄くなった雲から近くの山が見え隠れするだけだった。所々に上りもあるが単調な下りを続け、舗装された林道に着く。ここから道志の二十六夜山に往復した。
 江戸時代旧暦の正月と7月26日の夜に人々が寄り合い飲食しながら月の出を待つ「二十六夜待ち」が盛んだったそうだ。その時代には麓から細い山道を、飲食の荷物を背負い何時間もかけて登ったのだろう。この地方には山梨百名山の二十六夜山もあり、山で囲われた甲州の山奥・道志で何とも優雅な行事があったと感心する。
 林道の下りは花探ししながら登山口に戻った。本日は山では誰にも会わなかった。帰路、道志の湯で湯に浸かり、ゆっくり寛げた。

 今倉山(西峰)山頂の真新しい道標の一部が壊され、案内板や木片が散乱していた。熊か雷の仕業かと思ったが、もう2ヶ所の道標も壊れ、1383m地点道坂分岐の道標は支柱頂部や板も壊され、頂部プラスチックカバーは無傷で落ちていた。ヤマレコで6月29日の記録では無傷だが、YAMAPの7月12日には壊されていた。方向を示すプラスチック板2枚が剥がされた写真もあり、赤岩・二十六夜山の1枚はその後何方かが張り付けたようだ。今回の写真で御正体山の板は落ちていたものを気休めに私が載せた。
   動物の毛が落ちていたとの記載もあったが、壊れ方が鋭利な重い石か金属製の工具などを何度も振り下したもので、付近の樹木に熊の爪痕もみられず、熊の仕業とは考え難い。恐らく、6月29日以降に人為的に壊されたのだろう。しかし、通常の登山者が持つ道具では困難である。何のための破壊か理由は推し量れない。何とも不愉快なことである。


リンク: YAMAP

スライドショーはQPONさんの 高画質写真展示ツール(Ver.3)を使わせて頂きました。


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