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ルート図 (地図をクリックすると拡します)
YAMAPで軌跡を記録しました。 |
9/18:@鴨沢バス停 9:27 - A村営駐車場 9:56 - B七ッ石小屋 13:13 - C七ッ石山 13:49〜13:52 - D旧奥多摩小屋 14:45 - E雲取山 15:56〜16:11 - F雲取山荘16:34 (泊)
9/19:F雲取山荘 6:08 G白岩山 7:52〜7:56 - H霧藻ヶ峰 10:20〜10:24 - I妙法ヶ岳分岐 11:04 - J妙法ヶ岳・奥宮 11:53〜12:40 - K奥宮参道入口 13:26 - L三峯神社 13:38〜13:57 - M三峰バス停14:02…14:30発西武秩父行バス乗車
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雲取山は標高と同じ2017年に登るべき山として注目されたが、行けずじまいだった。一つ歳を重ね体力低下もあり、コロナで遠出も憚れる折から、この際出かけることにした。鴨沢バス停から七ッ石山、雲取山に登り、雲取山荘で一泊、二日目は白岩山、妙法ヶ岳・奥宮を経て三峯神社に参拝するコースである。
奥多摩湖駅で西鴨沢行バスはほぼ満席、奥多摩湖などで半数位が下車し、鴨沢からは10人程が雲取山を目指した。村営駐車場には30台近くが駐車していた。駐車場から舗装道路を進み、小袖乗越の登山道入口から、稜線の少し下の樹林斜面につけられた、なだらかで代わり映えしない山道が延々と続く。このコースには平将門一行が追手を逃れて山越えした伝説に結び付く場所名の説明パネルが所々にあり、次にどうなったか早く読みたい気持ちになる。しかし、無風と蒸し暑さで思うほどには歩は進まなかった。
七ッ石小屋下分岐・マムシ岩で出会った下山者から左側の巻道の方が近いと勧められたが、あえて七ッ石小屋、七ッ石山回りにした。小さな祠の七ツ石神社は将門にお共した武士7人が祀られ、近くの7つの石灰岩の柱は7人の武士が変わったとされるそうだ。七ッ石山山頂から急な坂を下り、雲取山へと続く尾根からは雲の帽子を被った富士山がかろうじて望めた。
奥多摩小屋は昨年3月に営業停止したが、数名が解体・撤去の準備をしていた。自家用車で来て日帰り登山者が多いので、利用者も減っていたのだろう。雲取山避難小屋の宿泊者は1人だけだった。なお、途中にはかなり以前に廃止した小屋、三峰側には旧雲取ヒュッテ、旧白岩小屋が荒れはてたままで、痛々しい限りだ。
雲取山山頂には以前来た時には無かった立派な標柱が建っていて、雰囲気がすっかり変わっていた。残念ながら遠くまでの眺望はなかった。足場の悪い極めて急な坂道を下って雲取山荘に着き、宿泊した。宿泊者は高知県からの登山ツアー数名と合わせて登山者10数名と、奥多摩小屋撤去作業者が数名だった。規模からして大変空いており、私は一部屋使わせて頂け有難かったが、コロナによる山小屋の経営問題を実感した。
二日目の朝、雨音がしたので、雨を覚悟して外に出ると、屋根の露が水滴になって落ちる音だった。お清平から下は薄いガスが漂いはしても、妙法ヶ岳までは雨には遭わなかった。奥宮から下り始めると小ぬか雨〜小雨になったが、雨具なしでバス停まで歩きとおした。
雲取山荘のテン場にはテント4張があった。三峰へのコースは「雲取〜三峰自然観察路」の表示にふさわしく、地名、樹木名や種々の説明があり参考になった。また、0.5q毎に立つ道標も、区間によって同距離とは思えぬほど違いを感じた。霧藻ヶ峰は秩父宮さまが付けた名だそうで、岩面にご夫妻のレリーフがあるのも、お名前に相応しい。せっかく来たのでバスを一便遅らせ、三峯神社奥宮のある妙法ヶ岳と三峯神社に寄り道した。奥宮にはスニーカーで山歩きに慣れていない人を多く見受けた。三峯神社にはコロナと天候不順にも関わらず、沢山の観光客で賑わっていた。
西武秩父駅で祭の湯にゆったりと浸かり、完歩を祝し生ビールで一人乾杯した。
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