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ルート図 (地図をクリックすると拡します)
YAMAPで軌跡を記録しました。 |
@大山ケーブルバス停 08:43年05 - A男坂・女阪分岐 09:00 - B阿夫利神社下社 09:52〜10:05 - C見晴台分岐 10:33 - D大山山頂 12:02〜12:41 - (昼食)
E下社分岐 13:32 - F秦野無線中継所ゲート 14:20 - G蓑毛バス停 14:47〜バス15:05発 - 秦野駅
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小田急の永山駅から丹沢・大山フリーパスのBキップを利用、電車は通勤者でかなり混みあい伊勢原駅まで立ちっぱなし。大山ケーブル迄のバスに登山者は数人程度。石段を避けて川沿いの車道を参道の中間まで歩く。川にはプラスチックが沢山捨てられているのが気になる。ロウバイ、紅梅、寒桜が満開で、ミツマタの蕾も膨らんでおり、暖冬の表れか?
男阪は10〜50段ある急な石段の連続で、登り始めは段差も大きく直ぐに汗が滲んだ。大山阿夫利神社下社に参り、神水を頂く。拝殿左側に鎮座する巨大な鋳鉄製の天水桶1対は川越の鋳物師の小川五郎右エ門作で明治37年(1904)に奉納されたものだが、上に乗る鋳鉄製の玄蕃桶を含め、急峻な狭い山道しかないのに人力でよく持ち上げたものだと、いつも感心する。
全山一切が安政元年(1854)12月晦日と翌正月2日の2度にわたる山火事で灰燼に帰している。再建は半世紀後の明治33年(1900)に着手したそうで、それらの資材運びを含めて人力でよく成し遂げたものだ。「大山詣り」でも有名だが、関東総鎮護の霊山として広く信仰されたからだろう。富士山の祭神である木花咲耶姫の父君が大山阿夫利神社の祭神であることから「富士に登らば大山に登るべし、大山に登らば富士に登るべし」と伝えられ、大山と富士山の両山をお参りする「両詣り」も盛んに行われそうである。
下社から少し下って二重滝から雷ノ尾根で大山山頂までは石段はなく、木道がああって泥濘も少なく比較的歩きやすい。残雪は暖冬と雨で殆どが融けてしまい、山頂付近で雪上を少し歩けた。軽アイゼン持参するも不要だった。
山頂付近はガスが立ち込め眺望なしだった。昼食の後、富士見台〜16丁目〜かごや道〜蓑毛越分岐〜千元院のコースで蓑毛まで下った。ヤビツ峠分岐までの道は昨年の台風の大雨でかなり荒れていた。かごや道、浅間山手前で直接下る道は通行が少ないようで、歩きにくかった。
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