上高地〜涸沢・白出のコル (2,996m)
2019年10月29〜31日

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ルート図 (地図をクリックすると拡します)   YAMAPで軌跡を記録しました。


@涸沢小屋 7:34 - Aザイテングラート取付 9:00 - B白出のコル(穂高岳小屋) 11:41〜12:30 - Cパノラマコース分岐 14:18〜14:22 -(パノラマコース)- D涸沢小屋 15:33〜(泊)


 この時期、早朝は岩の上が硬く凍って危険で、日が出てから歩くように涸沢小屋の朝食は6時半からで、(涸沢ヒュッテは6時) 段取りも悪く、スタートは7時半頃になってしった。写真やテレビで見るような涸沢付近の素晴らしい紅葉はすでに終わり、華やかさはない。しかし、峰々は雪が着いて美しい。
 積雪はパノラマコース出会の上からで、前日の雨でかなり融けて深くはないが、踏み跡はすっかり消えており、コースを見極めながら進んだ。

 ザイテングラート入口近くで、たまたま1人が右側の急斜面を降りてきた。ザイテングラートの岩は雪を被りコースの確認に手間取るだろうと、アイゼンを着け、下山者の踏み跡を辿ることにした。急斜面の踏み跡は直線的で、歩幅が長く、その通りには歩けない。少し湿った雪は滑りやすく、ステップを短くして、頻繁に止まりながらの厳しい登りだった。踏み跡は中間付近でザイテングラート側に移り、それに従った。予想以上に時間が掛かったが、雪を被った美しい穂高の山々を堪能できた。(涸沢小屋で積雪期には今回のザイテングラート右斜面を登るのもお薦めだそうだ)

 穂高岳小屋に近づくと、白出のコルより高い峰には薄い雲が掛かり始めた。小屋で持参の昼食を摂り、注文したココアは美味しかった。従業員は小屋仕舞いで忙しそうである。帰りに涸沢岳側のテン場付近に登ったので3,000mは越えたと思う。正午を過ぎ、雲の流れが増したことから、奥穂高岳登頂を諦め、登りと同じコースを下ることにした。
 ザイテングラートの岩場から急斜面側に入って、少し下がったところで、1人でザイテングラートを登る人が見え、言葉を交わした。続けて2〜3人が登ってくると言っていたが見えなかった。ザイテングラート入口までは時々大きくジグザグに歩き、一気に下れた。

 パノラマコース分岐の少し上で、平坦に石が敷き詰められた積雪のない登山道の、動きそうもない石に足を置くと突然大きく傾き、ストックで止めれず、谷側に転倒して腰と膝を打ってしまった。頭は打たなかったが、ヘルメットは着けておいて良かった。良く整備された登山道に安心し、景色に見とれ注意散漫になっていたようだ。また、できるだけ山側を歩くべきだった。
 暫らく休んでも姿勢によっては腰に痛みがあったので、傾斜の緩いパノラマコースを辿り、ゆっくり涸沢小屋に戻った。小屋で持参の痛み止めを服用、鎮痛消炎剤を塗ったが、翌日まで痛みは残った。なお、当日このコースを往復したのは自分だけだった。
 小屋には夫婦1組、若い女性2人組が着いて宿泊者は合わせて5名であり、いろいろ話もでき楽しい夕食だった。

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